第一話 帰り道

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これは、僕が小学一年の時に体験した話しです…… 当時から僕は、霊感が強く、沢山の心霊現象を体験していました。 しかし、その時までは、どれも大したことは有りませんでした。 そう…その時までは…… ―――7年前 「いっつも雨でやんなるな―――……」 梅雨に成り、連日連夜雨が降り続ける中、僕はその日も学校に行きました。 毎日毎日ポツポツと降り続ける雨…… 建物の中はジメジメとして蒸し暑く、汗をかかずにはいられない日本の梅雨。 小学一年生の僕は外で遊びたくて仕方有りませんでした…… (雨止まないかな~~~外で遊びたいのに……本当雨なんか嫌いだ!!) 天気予報はいつも雨…… 僕は気が滅入るようでした。 それでも、学校には行かなければなりません。 それがより一層僕の気持ちを沈ませました…… そんな悪循環のせいで、僕のストレスはピークに達していました。 (大声で叫んだらスッキリするかも……) 当時の僕は、思い付いたら即実行する子供だったので当然のごとく叫びました。 「わあああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 叫び終えると何となくスッキリしてちょっとだけ気が晴れたんですよね。
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