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「ふぅ……スッキリした。」
「~~~~~~~~」
「んっ?」
スッキリしたので、気を取り直して学校に行こうとした時でした。
(今何か聞こえたような……)
声のようなとても小さい音が聞こえた気がしたんです。
(別にいいか……早くしないと学校始まっちゃうしな。)
僕は近所の怒鳴り声(大声で叫んだからなぁ―――……)か何かだろうと思い歩き始めました。
学校に着き教室に入ると、教室に何だか重い雰囲気が漂っていたんです。
何だろうと思い、
「どうしたの?」
と直ぐ近くに居たK子に聞いてみると、
「うん、あのね。いつも通学路に使ってるおっきい道路があるでしょ?」
「うん。それがどうしたの?」
「さっきね…上級生が話してたんだけど……昔、そこで人が殺されてね、今でもそこに居るんだって……」
と、そんな何処にでもある怪談話しをしてきます。
「ええ?うっそだ――だって、いっつもあの道通るけど何にも出ないじゃん!」
「私もね…最初そう思ったの……でも、隣のクラスのU君が……今日変な声を聞いたんだって言ってた……」
「へぇ~~~どんな声?」
「それがね……ちっちゃ過ぎて分かんなかったんだって。」
「それじゃあ本当に聞こえたのか分かんないよな―――……」
「………今日の陽君何か変だよ?」
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