第一話 帰り道

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「ふぅ……スッキリした。」 「~~~~~~~~」 「んっ?」 スッキリしたので、気を取り直して学校に行こうとした時でした。 (今何か聞こえたような……) 声のようなとても小さい音が聞こえた気がしたんです。 (別にいいか……早くしないと学校始まっちゃうしな。) 僕は近所の怒鳴り声(大声で叫んだからなぁ―――……)か何かだろうと思い歩き始めました。 学校に着き教室に入ると、教室に何だか重い雰囲気が漂っていたんです。 何だろうと思い、 「どうしたの?」 と直ぐ近くに居たK子に聞いてみると、 「うん、あのね。いつも通学路に使ってるおっきい道路があるでしょ?」 「うん。それがどうしたの?」 「さっきね…上級生が話してたんだけど……昔、そこで人が殺されてね、今でもそこに居るんだって……」 と、そんな何処にでもある怪談話しをしてきます。 「ええ?うっそだ――だって、いっつもあの道通るけど何にも出ないじゃん!」 「私もね…最初そう思ったの……でも、隣のクラスのU君が……今日変な声を聞いたんだって言ってた……」 「へぇ~~~どんな声?」 「それがね……ちっちゃ過ぎて分かんなかったんだって。」 「それじゃあ本当に聞こえたのか分かんないよな―――……」 「………今日の陽君何か変だよ?」
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