18人が本棚に入れています
本棚に追加
「その言葉そっくり返す。なんでジェネシス人種が自殺…?」
僅かな間に女の服は雨で全身がビショビショになっている。そして濡れた髪をかき上げてから言った
「私は未来の為に死ぬの」
「矛盾してないか…?」
「世界には光が必要なの…全ての闇を払拭する様な」
「アンタがさ…何…言ってるか…良く分からない…」
「貴方…ダラス人種ね」
世界で一番
言われて嫌いな言葉だった
「だったら…何だ…見下してるのか…?」
女は首を横に振った
「そうじゃない…
そうじゃないけど…貴方の目は死んでいる
ダラス人種でも目を輝かせて明日を夢見てる人は…たくさんいるもの」
「分かった様な事を…俺の何が分かるんだ!」
最初のコメントを投稿しよう!