239人が本棚に入れています
本棚に追加
授業終了の鐘と同時にゆりが教室に戻ってくる。
「昨日と同じお店で待ってるって!」
ゆりが息切れ切れに報告する。
「…普通にメールでよかったんじゃない?」
ゆりのショックを受ける顔を想像しながら呟いたけれど、返ってきた反応は正反対のものだった。
「え?そ…そう言えばそうよね?あ、あはは…ちょっと興奮してて…」
しどろもとろに答えるゆりを見て、昨日の違和感に近いものを感じた。
最初のコメントを投稿しよう!