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音無には先に昨日の店に行ってもらうことにした。
「ゆりっぺ?出てこいよ。」
いつからそこにいたのか、屋上に備え付けられているタンクの影からゆりっぺは姿を現した。
「いや~いいものを見せてもらったわ。」
コイツは相変わらず食えないやつだな。
「ここにいるって事はそっちもうまくいったのか?」
「私はこれからよ…全く音無くんも図々しくなったものね。」
その横顔にはSSSのリーダーとしてではなく、一人の友達を心配するゆりが見えた。
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