神殺しあらわる

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「くっそぉー!」 あくまでも、自分の仕事は生徒を守ることなので、当然そちらを優先しないといけない。 抱き上げた少女はまだ気を失ったまま、自分の腕の中で目を閉じている。 お姫様抱っこをしていたので、前に重心がいって走りにくいが、さほど少女の体重は逃げるのに影響するほどのものでなかった。 「なのに・・・どうして・・・・・・」 そう言った空の目の前には、先程の影がこちらを向いて歩いてくる。
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