神殺しあらわる

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紺色の胴着と黒色のはかまに身をつつんで、口と鼻を隠すように布を巻いた。 これが彼が戦う時の姿であり、正体がばれないための変装である。 正体をばれてはいけないので、自分が部活で使っている胴着を使用している。 「キャー!」 避難したはずの校内に悲鳴が響いた。 「しまった!」と思いながら携帯の画面に示されている影の出現場所を確認して、できる限り足ばやに急ぐのであった。
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