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「なぁサリファ…。さっき誰かいたか?」
木から下りると真っ先に叱りにきたサリファに尋ねる
「何かって?私は何も見て無かったけど…ってか見えないでしょっ!
見上げたら枝だらけなんだからっ」
ぷんぷん言いながらやって来るサリファを抑える
――――
――
「遅かったなぁレン。もう皆集まってんぜ」
集会所と書かれた大きな会場に二人は足を踏み入れる
途中、白髪の男性に声を掛けられた
「お父さん聞いてよ!レンったら、またあの場所に居たのよっ」
彼はサリファの父親
優しそうな目元はサリファとそっくり
「そうか、怪我の無いようにな」
ぽんぽんと頭を叩かれ、レンはムスッとする
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