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問題もほとんど解決し、生徒議会も終わろうかという頃。
生徒会室にコンコンコンコンと、控えめなノックが四回響いた。
ノックの仕方で誰かが分かった聖斗が扉を開けると、そこには聖斗が予想したとおりの人物がいた。
あごに白い髭を蓄えた、好々爺然とした人物。
―パニリアス学園の学園長、峯原 義人(ミネハラ ヨシト)だ。
「こんにちは。どうかされましたか、学園長?」
聖斗が丁寧に問うと、義人はにっこりと笑みを作る。
そして…
「魔物共がこちらに接近しておるようじゃ。生徒たちには気付かれんよう、排除してもらいたい」
爆弾を投下した。
「……ええ!」
一瞬理解に苦しんだ聖斗が出した言葉はそれだけだった。
何でこんなニコニコした顔で言えるんだ!
ちらりと見れば、優衣と悠が絶句しているのが見えた。
幽鬼は無表情。一条はいつも作っている胡散臭い笑みだ。
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