9人が本棚に入れています
本棚に追加
「おつかれさまでーす」
ここは、王立パニリアス学園。
たくさんの生徒が廊下を歩き、寮へと向かっている。
時刻は午後五時をすぎた頃であり、ほとんどの生徒は補習・部活動を終えている。
そうして、自然と生徒が歩く流れができる中、一人の男子生徒だけが逆行していた。
「よう!おつかれさん!」
同じく逆行しながら、声をかけた生徒が居た。
その男の名は藁竹 礼二(ワラタケ レイジ)。短髪でボサボサな髪は何よりも黒い。
ちなみに、かなり礼儀知らずだ。
「また、生徒議会かい?おーおー。生徒会長様は大変だねぇ。」
最初のコメントを投稿しよう!