第2章

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結「おはよ!」 若「…何かあったの?」 結「えっ…!?」 若奈に心配かけないように元気にふるまってるつもりだったのに…。 やっぱり若奈にはかなわないや。 若「鈴木と…何かあったんでしょ…?大親友だもん。無理して笑ってることぐらいわかるよ。」 結「若奈~…」 そう言って、あたしは若奈に抱きついた。 若奈はずっとあたしの頭を撫でてくれてた。 その時――― 修「おい結花!何で先行くんだよ!」 教室に入ってくるなり、修はあたしの腕をつかんだ。 嫌だ… こんな顔見られたくない… きっと泣いてるあたしの顔はぐちゃぐちゃだ。 若「鈴木。ちょっと今は話しかけないであげて。」 修「何でだよ。つか井上に関係ねえだろ!」 若「いいから!!さっさと自分の教室戻れば?ホームルーム始まりますよ?」 修「はいはい。戻りますよー。」 と言い残し、修は教室を出ていった。
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