第2章

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授業中もあたしの頭の中は修の言葉でいっぱいだった。 『僕、大きくなったら結花ちゃんをお嫁さんにする!!』 『俺に身近な女子って結花しかいねぇじゃん。ありえねぇよ。』 『ありえない』… どんだけ傷ついたと思ってんだ…バカ。 好きな人にあんなこと言われてさ。 あたし達一緒にいすぎたのかな? 近くなりすぎちゃったのかな? どうすれば1人の女の子として見てもらえるの…? わかんないよ。 …いつから素直になれなくなっちゃったんだろう。 まだ小さかった時は恥ずかしがらずに『好き』って言えたのに… 今ではもう言えない。 言ったらこの関係が崩れてしまいそうで怖い。 ねぇ修? あたし達いつから変わっちゃったのかな……。
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