第2章

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修「僕、大きくなったら〇〇ちゃんをお嫁さんにする!!」 ?「うん!約束ね!!」 そう言ってゆびきりげんまんをした。 ジリリリリリ――― ベットから手を伸ばしてうるさい目覚まし時計を止める。 この目覚まし時計は中1の時の誕生日に結花からもらったもの。 俺がちゃんと起きれるように。 ふあ~あ。 大きなあくびをして、背伸びをした。 それにしても――― 修「またあの夢か…。」 最近よく同じ夢を見る。 小学生の時によく結花と四つ葉のクローバーを探しに行った陸橋の下。 そこで俺は誰かに「大きくなったらお嫁さんにする!」って言ってるんだ。 その誰かの名前のとこだけいつも聞き取れない。 何か大切なことを忘れてる気がするんだよな…。 「修一郎!!あんたいつまで寝てるつもり!?早く降りてきなさい!」 階段の下から聞こえる声。 母さんだ。 俺はしぶしぶリビングに向かった。 修「はよ~。」 修母「あんた今何時だと思ってるの!?結花ちゃん、とっくに来てるわよ!」 結「おはよ、修。とっとと着替えなさいよ。おいてくわよ。」 修「へいへい。」 俺はパンをかじりながら言った。
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