14人が本棚に入れています
本棚に追加
*side 結花*
ここからはしばらく結花視点で書きます。
今日もあたしは修と学校に向かっていた。
あたしが毎朝、修の家まで迎えに行く。
いつもと変わらない光景。
でも何かが今日は違った。
あっ!
修の様子が変なのか!!
珍しく何も喋らない修。
あたしが『どうしたの?』って聞いても、ただ『考え事してた。』って言うだけ。
空気が重かったから、あたしは修の少し前を歩いた。
少したって、修がやっと口を開いた。
修「なあ結花…」
結「何?」
気まずそうにしている。
修「最近よく同じ夢を見るんだ。―――」
と話し始める修。
全部聞きおわって悲しくなった。
修…忘れちゃったの?
その女の子はあたしだよ。
小学2年の時にいつも行ってた陸橋の下。
そこで『大きくなったら結婚する!』って約束したんだ。
最初のコメントを投稿しよう!