第2章

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忘れちゃうのも無理ないか……。 修「誰だか心当たりないか?」 あたしは知らないフリをした。 結「え~…わかんないなあ。意外と身近な人だったりして…。」 お願い、修。 思い出して!! その約束をしたのはあたしだよ!! あたしなんだよ!!! 修「身近かあ…俺に身近な女子って結花しかいねえじゃん。ありえねえよ、なっ結花?」 修はヘラヘラと笑いながら言った。 結「あ…当たり前じゃん!誰があんたなんかと結婚するかっての!」 バカ。無神経男。 口ではそう言って強がったけど、本当はすごい悲しかったんだよ…? 修「お前ほんとムカつく奴だな~。」 結「残念だけど、修には負けます。」 嫌味を込めて言ってやった。 修「お前なあ~…!」 結「早くしないと遅刻だぞ~!」 あたしは走った。
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