髪紙神

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「お前、浮気したとき死ぬよ?」 「俺浮気なんかしねーから!」 「へぇー、プレイボーイの赤西くんに我慢できるのかなー」 「俺たっちゃん以外興味無いし!」 「嘘つけ、昨日テレビで美人見てデレデレしてたきせに」 「あ、あれはっ…別に、そんなつもりじゃ…」 ぐふふ、そんな焦らなくてもいいのに… お前の気持ち聞いて、内心すっげー喜んでるのは俺。 ほんとはお前より、俺の方がお前が好きだと自分でも思う。 「じん、」 「●◇▲※!?」 名前を呼んだら、驚いてるバカ。 だらしない顔、そんなに嬉しいの? 名前呼んだだけなのに、美人見たときより酷いよ顔? 綺麗なお姉さんに勝った気分だ。 「仕方ないから、」 ペンを取って、[上田竜也]と書いた。 もちろん、空白だった[妻]のところに… 「たっちゃん…」 「その代わり、お前主夫になれよ?俺が養ってやるから」 「何でもするっ!たっちゃんだいすき!」 …俺も、好き。 20100905
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