画面越しのキミ

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顔を寄せても逃げない王子の唇にキスした。 それに合わせて王子の目が静かに伏せられる。 久しぶりに味わう柔らかい唇。 「はぁ…ん、」 弾力のある厚い唇に吸い付いて、舌で歯列をなぞる。 「ふ、ん…っ、」 「ええか?」 「ン…」 伏し目がちに頷いた王子をソファーにゆっくり押し倒した。 見上げてくる視線と目が合った。 少し潤んだ目、そっと頬に手を添えて軽いキス。 そのまま、下にずれて首筋に顔を埋めた。 白い肌、いつ見ても白い気がする。 首筋に吸い付きながら、インナーを捲く上げて、立ち上がり始めている胸の先に触れた。 「や、っ…」 指先で少し触るだけで、敏感な体は震えた。 その反応だけで、俺の心臓が忙しくなった。 「気持ちいい?久しぶりの感覚はどうなん?」 「ぁ、や…あっ…」 爪先を立てて突起を引っ掻くと、より一層体が跳ねた。 ここだけでそんな感じるなんて、保たへんで? .
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