特別授業 ~保健室~

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「また、たつは悪い癖か…」 ぼそっと聞こえた彼女の言葉。 悪い癖、ってあの噂のことかな? 「かめちゃん、絆創膏サンキューな!」 元気よく保健室から出て行った彼女は田中さんだったかな? あの子には彼氏がいるんだっけ? 田中さんと、上田さん。 すごい異色の2人だけど、仲良しらしい。 一緒にいるところを度々見かける。 中庭に目を移すと、もうそこには誰もいなかった。 「ふぅ…」 今度の会議の資料に目を通していると、昼休みの終わりを知らせるチャイムが鳴った。 チャイムと同時に開くドア。 「失礼します。」 そこにはさっき中庭にいた上田さん。 長すぎず短すぎず、膝上のスカートからスラッとした足が綺麗だ。 シャツのボタンもひとつしか開いてない。 保健室に来るなんて珍しい。 というか初めてだ。 .
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