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鵲が渡った軌道にそって、橋がかかる。 コンパスで描いたような美しいライン。流星の輝きの中で、一際浮きでる朱色。 晴久はあんぐりと口を開け、橋を見つめた。 「やっぱり夢かもしれない」 鵲はいつの間にか消えていた。 足はやはり動き続ける。 晴久には橋に向かって走っているように思えた。
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