始まり

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徐々に近づく朱色の橋。 地上の人々は気づいているのだろうか? そもそも彼らにはこれが見えているのだろうか? ふいに視界が反転した。 Tシャツが胸までめくれるのを、慌て押さえ、裾をズボンにしまいこむ。 晴久の前方やや下には天の川が流れている。 上を見上げると、地上が目に入った。 身体が逆さまになったのか
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