1人が本棚に入れています
本棚に追加
晴久に追いかけられた彰は必死に逃げた。
前だけを見つめて、力の限り。
晴久がまだ追いかけているかすらわからなくなるまで走った頃、突然身体が浮かび上がった。
止まろうとしたが、下半身がいうことをきかず、空高くまで駆け上がった。すると、鵲が目の前を横切り、頭上に見たこともない一筋の流星群が現れた。
先程の鵲が流星群を横断すると、不思議なことに、鵲が通った後に橋がかかった。
彰の足は橋に降りると、やっと走るのを止め、彰の指示通り動くようになった。
最初のコメントを投稿しよう!