始まり

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「嫌だ。」 断固として拒否する。 「ハル君。一度くらいお兄ちゃんらいことしなさい。」 「なんで?」 「なんでもなにもあなたがお兄ちゃんだからよ。今日は絶対に連れて行きなさいよ。」 「ハル兄。そーゆこと。」 晴久は唇の裏を噛み、リモコンを母と彰に投げつけたい衝動を堪えた。母さんはいつだって彰に甘い。 彰はそんな母さんを最大限にだしに使っている。
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