祖母の話

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「なんで・・・。なんで奈々がここにいるんだよ!!奈々に何したんだよ?!」 奈々は意識を失っていた。顔色がものすごく悪くて、真っ白と言っていいほどだった。 「さあ~?彼、私たちが迎えに行ったときに発作を起こしてたんだよ?まあ、彼や琉海たちを助けたいならゲームを達成するんだな。」 ばあちゃんは笑いながらいった。 「お前にはあるゲームをしてもらう。それは奈々たちを隠して、どこの部屋にいるのか探し当ててもらうゲームだ。いいな?誰からが良い?」 奈々のばあちゃんが聞いてきた。 「じゃあ・・・奈々からで。」 普通なら琉海を選ぶだろう。だけど、奈々は体が弱い。しかも、発作が起きたまま薬も何も飲んでいないのだとしたら、かなりまずい。悪かったら、死んでしまうかもしれない。
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