祖母の話

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「奈々!大丈夫か?!」 俺はすぐに駆け寄って、縄を解いてから体を起こしてあげた。 こっちのほうが呼吸が楽だろうから。 「・・・・・・たく、み?」 苦しそうに奈々は呟いた。 「そうだよ。大丈夫か?」 俺の問いに奈々は頷いた。だけど、顔色はさっきと変わらず蒼白だし、凄い汗が出ていた。 俺は薬をすぐに飲ませて、そこのベッドに寝かせた。 少し落ち着いて、さっきよりはマシになった。 「ごめん・・・拓海。僕のせいで・・・。」 奈々は体を起こそうとした。 「まだ起き上がったらダメだって。寝てろ。」
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