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「でも・・・何?」
梨奈ちゃんが琉海に尋ねた。
「でも・・・愛海さんは梨奈のおばあちゃんのはずないの・・・。愛海さんは亡くなっているはずだから・・・。」
琉海がそういったとき、部屋のドアがギイーと音を立てて開いた。
「琉海は頭が良いわね。拓海もよくこの部屋を見つけたわね。」
そこにはばあちゃんと愛海さんと奈々がいた。
奈々は気を失っていて、愛海さんにお姫様抱っこされていた。
「奈々は!!」
俺が駆け寄ると、ばあちゃんに制止された。
「軽い睡眠薬で眠らせてるだけよ。すぐに起きるわ。」
俺は愛海さんから奈々を受け取った。奈々は小さくて軽い。
お姫様抱っこしても全然つらくなかった。
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