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「まあ、さっきの話の続きだけど話そうかしら・・・。琉海が言ったとおり、この人は愛海ではないわ・・・。梨奈ちゃんのおばあさんの本名は結城音乃よ。」
その言葉に琉海は言った。
「この部屋に監禁されていた、音乃さん・・・だよね?」
それから、ばあちゃんが琉海にした話を俺らにも話してくれた。
すべてを聞いて、やっと分かった。どういうことなのか。
「・・・ん・・・。」
そのとき、奈々が目を開けた。
「奈々、大丈夫か?」
俺の問いに奈々は一瞬、驚いた顔をしたが、琉海と梨奈ちゃんの姿を見つけて安心したような表情になった。
「コホッコホッ・・・大丈夫だよ。」
奈々は微笑んでいった。
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