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「お兄ちゃんは最近、調子が悪くてずっと家で寝てるの。受験勉強で無理しちゃったみたい・・・。」
梨奈の兄、奈々は体が弱くてよく倒れてしまう。奈々はお兄ちゃんの親友だ。
「大丈夫なの?」
私はジュースを飲みながら、聞いた。
「うん、多分ね。何か私、眠くなってきた・・・。ふぁ~。」
梨奈はあくびをした。
私も眠くなってきた。しばらくして、意識が途切れた。
拓海side
さっき、ばあちゃんから電話があった。
「奈々を連れて、屋敷に来なければ琉海と梨奈がどうなるか分かってる?」
俺は急いで、奈々の家に行った。
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