2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
そして
北朝鮮は20XX年8月14日午後6時24分核搭載型大陸間弾道ミサイルがアメリカ、ロシアそして日本にも打ち上げられた。
僕達は、そんな事も知らずに今の幸せを分かち合って居た。手を繋いだりしてそしてキスをしようとした時奈良に核搭載型大陸間弾道ミサイルが被弾した。爆風は、僕達に頭上を通り過ぎその後風圧で、建物のガラスが飛散する。
周りの人はそのせいで目を潰したり、切り傷を負った。何人かは死んでいる。
彼女は、風圧で飛ばされたのか、近くに居ない。僕は最悪の状況を頭に浮かべてしまう。そうで無いと思いながら彼女を探す。
見つけた。彼女は12~3メートル程飛ばされて居た。
近づいて僕は泣き崩れた。
彼女の腹部に鉄筋コンクリートの鉄筋が3本刺さっていた。
着てきたワンピースは鮮血で綺麗に赤く染まっている。
出血多量、風圧で内臓はグチャグチャ胃には鉄筋が2本、肝臓にも鉄筋が1本、刺さっている。
しかしまだ意識はあった。だけど誰が見てもそんなに持たない。
彼女が最後にお願いをして来た。
「ねぇ私達まだキス…してないよね…最後にキス……してよ」
「………」
「わかった。」
彼女と最後にしたキスは、鉄の味がした。
それから被弾した奈良県はほぼ壊滅状態だったと避難所のラジオで知った。
北朝鮮が打ち上げた核搭載型大陸間弾道ミサイルそれだけで僕は彼女を奪われた。
「…………」
「ねぇ君、大丈夫?」
「…………」
「私は、救急看護婦の秋本って言うの、君腕から出血してるわよ。今から傷口を見るからね。良い?」
「…………」
それから秋本さんは僕の傷口を消毒して驚いていた。左腕は複雑骨折をしていた。
「ちょっと君腕折れてるじゃない!!」
「…………」
「まぁ、良いわ。今先生を呼ぶから待ってね」
それからは麻酔をされたから覚えて無い
最初のコメントを投稿しよう!