─なりさん─
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恵は、自分の気持ちに気付いて欲しくて毎日メールをした。 たまに、学校帰りに遊んだりもした。 同じような考えを持つなりさんと過ごすのが、とても心地よかった。 恵はまた…忘れたはずのあの人になりさんを重ねて見ていた。 ─なりさんは絶対に居なくなったりなんかしない。 恵の事を一番理解してくれて…恵が悪い時にはちゃんと叱ってくれて… 変な奴らから守ってくれる─
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