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「あれー皆信じてない?じゃあそこの中年、私がどう見えてるー?」
「どうって、あれだよ、でこにホクロつけたパンチパーマの」
御釈迦様か菩薩かな。
なるほど、確かに僕が認識しているおっさんとちがうように、皆おっさんを自分が神と聞いて連想する姿に見えるらしい。
「どーだ!これが神の力だ!すごいだろ!わかったらほら崇めろ!」
それはどうでもいいとして。以下略。
「いやちょっとまってくんねーか?」
それまで黙って見ていた高校生くらいの青紫色で長い髪をたらした少年がやけに眠そうに神様(仮)に声をかけた。
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