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後ろに振り替えると長髪の女の子が僕に向けて手を振っていた。
「十祭、でいいんだよな?」
女の子は黙っている僕を見て訝しむように名前の確認をしてきた。
「そうだけど、誰?」
「おまっ!ひどくないか?一応クラスメイトだぞ!?」
「ごめん、冗談」
彼女は一片神火(ひとひら しんか)。僕のクラスメイト(接点はない)、背中まである長髪とつり目が特徴的、顔は可愛いか綺麗でいえばかなり綺麗なほう。男勝りな性格と口調だが、よくもてる(男女関係なく)。
「何かよう?」
「お前友達いないだろ?」
…いや、そうだけど…普通話したこともない奴に向けて放つ言葉なのか?それ。
「だから私が一緒に帰ってやる!」
一片さんは得意げに胸を叩く。※どうでもいいけどスタイルいいな。
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