神に願いヲ。

8/21
前へ
/40ページ
次へ
家に駆け込み自室のベットへと飛び込む。 家には誰もいない。僕は一人っ子で両親は仕事が忙しく、1ヶ月に一度くらいしか帰ってこない。 だからなにもすることがない、このまま寝てしまおうかと目を瞑ると、一片さんとの事が脳裏に過った。 それを振り払うように、拭いとるように枕に顔を押し付けた。 徐々に意識は薄れていく。 生きることでの倦怠感から逃げ出すように。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加