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桃太郎が鬼ヶ島へ向かって歩いていると、白い犬が現れました。
「犬さん、キビダンゴあげるから、一緒に鬼ヶ島に行きませんか」
桃太郎が誘うと、犬は、言いました。
「ちょっと無理だなあ。ここん所、ケータイのCMで忙しくてね。しかも、本とかも書いてるし」
(もしかして、あのお父さんか~い。何でこんなトコおんねん。せやけど確かに行かれへんな。残念やけど)
人魚姫。
昔、海の底に、人魚姫が住んでいました。
人魚姫は、上半身は魚、下半身は人間の姿をしていました。
(逆、逆。それ半漁人)
若者が戸を開けると、一羽の鶴がいました。
鶴は言いました。
「私、昼間、あなたに助けて貰った鶴です。助けて貰った御礼に来ました。どうぞ、私を抱いて下さいまし」
(男としては最高に、うれしい申し出やけどー、それやったら、人間の姿になってこんかい。そんな趣味あらへんっちゅうねん)
それに対し、若者はニヤリとし
「え、いいの?」
(って、そーゆー趣味あったんかーい)
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