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「今日からここが、私が通う学校…」
そう呟いた少女の髪を風が弄ぶ。彼女の栗毛色の髪は太陽の光を浴び、金茶髪のようにもなっていた。
彼女―百恵は、先程から白百合学園と書かれている校門から動こうとしない。
不安気な顔で足を一歩踏み出しては戻すという行為を繰り返している。
《私ってば何やってんだか!!ちゃんと学校に行くって決めたのに…》
「ひゃっ!?」
突如、それまでより一回り大きな風が吹いた。
それにより、緩く編んでいた三つ編みがほどけ、暴れ舞う。
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