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クルフディーマという街の夜―。
クルフと言う宿に4人の一行がやって来た。
1人は一番身長が高く、背中に大きな剣を背負っている男性、ナイズ(盗賊)
「部屋はちょっと広めをお願いしたいのよ」
ナイズの少し前にいた二の腕くらいまであるピンクの髪をした女性、ローズ(パラディン)が口を開いた。
「かしこまりました。…こちらが部屋の鍵になります。鍵の番号の部屋にお進みくださいませ」
「ありがとう」
鍵を受けとり、ローズが歩いき始めると、ナイズがその後ろを続き、更にその後ろからもう2人、着いてきた。
ナイズの後ろにいるのは頭にバンダナを巻いて肩くらいの長さのアクア色の髪をした少女、アリサ(レンジャー)。
アリサの隣を歩いているのは、ディープブルーの髪を後ろで束ねた男性、ルイ(賢者)。
彼らは、今だかつてたくさんの旅人達が『あるもの』を探している団体の1つの一行である。
今はそんな旅の疲れを取るため、クルフと言う宿に泊まるところであった。
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