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突然本棚を漁り始める佐柚。
当然中身はすべて漫画。
アッ──な本はない。
あ、エロ本ね?
なんか自分でそっちに聞こえたから。
すべて妄想でげふんげふん
そんな俺の部屋は
ちょっとだけ大きかったりする。
たぶん。
畳とかよくわかんないけど四畳半よりは広いっす。
本棚の隣に机があって
窓際にベッド。
ミニテーブルとテレビがあります。
「うわっ、憂また漫画買ったの?」
振り返って呆れながら申す。
漫画は文化ですよ。
呆れんなちくしょう
「いやいや買うでしょ
読みたいんだろ?」
「ばっ、ち、違うわよぉ!」
明らかにおかしいときってわかりますね。
なにか惜しいツンデレじゃないか。
「まぁなんだかんだで借りてくんだよなお前は」
「…わかってるじゃない」
じゃなんでツンデレしたんだお前。
ツンデレが開き直っていいのかしら。
「……わかってもらえてて……ちょっと嬉しい……。
ら、来週から高校生活…始まるけど……ま、またよろしくしてやるんだから!」
そうだね俺がよろしくしたいからね。ってばかやろうなんつって
いや、まぁツンデレだよね。ツンデレ口調だよね。
そんで嬉しいのかよ
照れるじゃないか。
ぐふふ
ちゃんと体勢を整えて言ってみた。
「こちらこそ、佐柚のこと信じてるからな。」
なんかね、ちゃんと言わないとダメな気がしたのさ
誰だ俺は。
気まぐれってよく言われます。
とりあえずなんで信じてるとか言ったのかは俺にもわかりません。
あれ、恥ずかしいぞwww
「ばっ…!……よかった!……うれしっ」
そんな極上の笑顔
見せられても……
なんだい可愛いな
変態とちょっと変なツンデレが絡むと展開がカオスなようです。
まぁ実は
俺の言葉で喜んでくれるこいつは守んなきゃな、って柄にもなくガチで思ってみた春休みでした。
なんだよ
俺案外真面目なときも
あったりなかったりしたりける。
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