――二年前(まひる側)

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しかしうろたえる様子はなく、逆に開き直っていた。 「あ、ばれた?」 「ばれたっていうか、聞えた」 「あー今日の給食の時間かぁ。うっかりだ」 「うっかりじゃないでしょ。まったく」 私がそう言うと隆はまぁと言って私を見た。 「これでなんで毎日一緒に勉強してる理由がわかった?」 隆がそう言うと私は意味がわからないと言う風に首をかしげた。その反応を待っていたのか隆は深呼吸をしてにっこりと笑ってこう言った。 「オレとつきあってください」
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