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ここはある国の王城で一室に黒を基調にした制服を着た茶髪の男が二人いた
その前に魔方陣がありその上には其処らにいるような服装の金髪碧眼の青年が立っていた
因みに青年の腕には不思議な文字で描かれた腕輪がされていて何故かエチケット袋を持っていた
「本当にいいのか?」
「あぁ、構わん
手遅れになる前に頼む」
魔方陣に手を翳している方の男が真剣な表情で青年に問うが青年は急かす
「けど、繋がっているとはいえ異世界な上に貴方は…」
青年「それでも、お主ら二人の子を助けるのは我輩だけだと思う」
片方の背の高い男が青年の身を案ずる
会話の内容で魔方陣はどうやら転移させるものらしい
高「けど、もしかすると貴方の記憶が飛ぶかもしれません
そうなってしまっては…」
男「その為に腕輪の内側にソイツの名前彫っただろうが
ま、俺の子なら確実に魔界に行けるだろうし、てめぇとこのガキも余裕で行けるだろ」
高身長の男が心配しているのは青年の身もだが記憶を失った事で送る理由を果たせなくなる事も心配なようだ
青年「案ずるな
念には念を入れてメモを持っておいた
では、頼む!」
男「あぁ!“異世界転移”!」
男が発動させたと同時に陣の上にいた青年を光が包み消えた
高「………大丈夫だろうか?」
男「大丈夫だろ
ライは一応お前の指導受けてたんだからよ」
片や色々と心配そうにしてる高身長の男と、片や心配してない魔方陣を発動させた男は青年が消えた魔方陣を見つめた後部屋に出た
こうして青年ライは魔界に赴いた
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