18人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
目の前に映る出来事に恐怖を覚える物はいなかった。
むしろ聖女と唄われ恐れてきた女性……いや少女と言うべきか。
そんな彼女が聖女ではなくただの女と証明されたのだ。これほどイギリスを歓ばせた事はない。
フランスではシャルル七世が頭を抱える。
なぜ彼はジャンヌ・ダルクを身代金を払って助けなかったのか?
無惨にも焼き尽くされたジャンヌ・ダルクの遺体はセーヌ川へと投じられた。
そして
百年戦争は終結した。
1人の少女の哀れな死と共に。
最初のコメントを投稿しよう!