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「今更だがお前がここに通う動機は不純すぎると思う。」
「なんで!?俺だって己の夢のため、毎日頑張って通うつもりだよ!?」
「お前の場合、夢じゃなくて妄想だろーが変態。この変態。」
今日は都内有名男子校の入学式。
校門前で罵り合っている男子2人は幼なじみである。
不純だ変態だと罵倒している方が高木タカユキ。
罵倒されまくっているのが藤枝サク。
2人ともピカピカの高校一年生である。
「俺は野球推薦で入った。プロ野球選手になるためここに通う。お前は?」
「はっ!わたくしめはカッコカワイイ男子達がいちゃこらしてるのをニヤニヤと眺めるためであります!!」「それが不純なんだと言っているんだこの変態クソ野郎。」
…藤枝サクは腐男子と言う名の変態のようです。
「あ!タクマ!!俺の腐男子キャラはくれぐれも内密にな!!下手に警戒心持たれたら中々観察できないから!!」
「…言われなくても言う気にもならないし、むしろお前と関わる気もさらさらない。さぁ今すぐこの俺から離れろ。」
「ひどい!!このツンデレめ!!お前なんかツンデレヘタレ攻めキャラだ!!」
「俺のキャラを確立するのはやめろ!!💢」
2人共中々のイケメンなのに、とてももったいない気がするのは何故でしょう…。
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