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-新入生の皆様、速やかに体育館へ集合してください-
「…呼ばれてる。ひとまず行くか。」
「そうだな!!あ~楽しみだ~!!」
…お前の楽しみには誰も共感できないがな。
つっこむ事に疲れたタカユキは、心の中で呟いた。
-体育館-
「やはり有名校!!BLに相応しいイケメンがいっぱいいるぞタカ」「これ以上叫んだら一生口聞く事はないと思えこの野郎!!💢」
どこでも煩いタカユキとサク。
案の定マイクを通して注意が出た。
『おいこら!!人がせっかく喋っていると言うのに生徒会長の話を聞けないのかこら!!💢』
「…ん?…ぅんん゛!?」
「今度はなんだ…。言っていいから小声で喋れ。」
「タカ!!生徒会長がカッコカワイイ!!」
タカユキは仕方なく、大きな黒目をキラキラさせるサクの目線を追ってみる。
するとくせっ毛金髪のハーフ美少年が、舞台上からこちらを睨んでいた。
「まぁ…確かに綺麗だな。」
「これはもうクーデレタカユキ×ツンデレ生徒会長に決まりだな!!「勝手に決めるなばかやろう!!💢」『煩いと言ってるだろうがぁあぁああ!!』
…朝から怒られてばかりです。
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