貴族社会と仲間

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ヒデキとイツミは、これからの国の将来をになう、この学園のみんなの考え方を変え仲間にしようと考えた。 難しいことだが、自分達のような過ちがあってはならないのだ。 友達は多いほうだが、貴族はプライドが高く平民には心を開かない。 ケインは胸くそ悪い思考の持ち主のため、要注意人物だ。 「ん~どっから取りかかるかな~」 やることは多いため、ヒデキは悩む。 「今回は私も頑張るよ~、ヒデキも得意分野で頑張ってねぇ」 イツミはやはりやる気満々だ。 「得意分野ねぇ~面倒だがやるしかないか!」 イツミにつられてヒデキもやる気をだす。 2人の性格は似ている所も多々あるが、向き不向き、得意な事も苦手な事も違う。 ヒデキは統率力があり、人間付き合いはうまい。 イツミも人間付き合いはうまい方だが、好き嫌いが激しい面がある。 2人に共通しているのは、復讐への信念とこの国をより良くする事。無闇やたらに魔物を悪と決めつけない所だろう。 ちなみにイツミは極度のブラコンで、嫉妬深い。隙を見ては風呂に乱入したり、ベッドにもぐりこんだりする。 そんなイツミをヒデキは邪険に扱うが、7年前から肉親は2人だけになり、運命共同体として生きてきたので、突き放したりはしない。
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