選抜戦

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あれから2週間がたち、メンバーのコンビネーションもある程度良くなってきた。 ケインとヒロシ以外だが…… 学年選抜戦を翌日に控え、ミーティングをしてる中、ケインが思わぬ事を言い出した。 「明日はA組からL組のサバイバルだろ? 俺が1人でやるから、皆ははリーダーフラッグのとこで、まったりしててくれよ。」 「いやいや!ひとりでなんて無茶しないでみんなでやればいーじゃねぇか!」 ファビオの提案にもケインの考えは変わらない。 「悪いな。自分がどのくらいまでやれるか試したいんだ。 ワガママだとわかっているが、やらしてくれ」 「まぁいーんじゃん?俺らも休めるし、ケインも満足できるんだから一石二鳥ぢゃん」 ヒデキは喧嘩を売られた時との態度の違いにOKをだす。 裏がある事も考え、一応の警戒はするが…… 「でも……」 ステラの言葉をパリスが遮る 「まぁ危なくなれば助ければいいだけの話よ!」 一応の結論はでた。ファビオもコービーも異論はないようだ。 「ぢゃ拠点を高台にして、まさしく高みの見物といこうじゃないか」 皆「「ケイン任せたぞ!」」 リーダーのヒデキが決めたので、皆はケインを応援することにした。 「……おぅ。」 まさか、励まされるとは思っていなかったケインは少し照れたように返事する。 そんなわけで、11クラス80対1の戦いが始まるのだった。 だが、特待生のクラスとはいえ、挑んで来る者もいるだろう。
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