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イツミが買い物に連れていくとしたらアソコしかないため、ファビオの背筋から嫌な汗が垂れる……
「アソコか!でも俺とロロ金全部ロロのじいさんに渡したからないぞ?」
「そうだった……すっかり忘れてたよ」
それよりも金がない=買い物に行けない。
ファビオとロロは少し残念そうな顔をする。
「俺は用事があるから行けないが金はイツミに預けておく。
気にしないで買い物楽しんでこい!」
「「でも……」」
「大丈夫だよ~
氷龍のウロコも売るし~私達お金必要になれば任務で手に入れた物売ってすぐ手に入るからぁ」
「いつも悪いな。
これからはある程度持っておこう!」
「任務いっぱいこなそう!ソラスもあのお金だけじゃ足りても上手くいくまで、収入ないからね!」
ファビオとロロは今回は甘える事にしたようだ。
「そういやケインは?」
ケインがいないことに気づいたコービー。
さくらは見ていたようで答える。
「この部屋に入ってきてすぐ、荷物まとめて出ていきましたけど……」
「ホント協調性ないヤツね」
「こんな時くらい、みんなで喜んでもいいのに」
パリスとファビオはブーブーいうが、ヒデキは気にしていないようだ。
「そーゆうヤツだから仕方ないさ。
とりあえず、腹減ったから、街でメシ食おう!」
「さんせ~楽勝だったけど、腹は減るもんな」
「祝勝会も兼ねてパパのツケのきくレストランにいきましょう!」
みんなは街へと転移し、パリスの行きつけの豪華なレストランで祝勝会をかねて、昼食をとる。
翌日の昼に待ち合わせをし、それぞれの部屋に戻っていく。
みんなにバレないように密会を約束した2人もいた。
長いようで短い1日が終わった……
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