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「麻衣、悪いけど先に僕の部屋に行っててくれる?」
鈴姉ちゃんはそう言いながら、准くんの胸ぐらを掴んだけど、鈴姉ちゃん何をする気なのかな? とりあえず鈴姉ちゃんの部屋に行って待ってよ。
「おっ、おい姉貴待てよ!? 何で麻衣と一緒に帰っちゃだめなんだよ!?」
「とりあえず黙ろうか」
向かっている途中、准くんの叫び声が聞こえた気がしたけど……気のせいかな?
鈴姉ちゃんの部屋へと着いた私は、昼ごはんを食べてないのを思い出しお弁当を食べる為、鞄から取り出し食べ始める。
するとその時、鈴姉ちゃんが部屋に入って来る。
「麻衣おまたせ! あれ? 麻衣何で今、弁当食べてるの?」
「あっうん、昼休みに食べ損なって……」
お弁当がいつもよりおいしく感じる~☆ んっ? 携帯が鳴ってる……お母さんかな?
食べながら携帯を見てみるとメールが来ており、それは知らないアドレスからだった。
「誰からだろ?」
「麻衣、ちょっとそのメール見して」
「えっ、うん」
私は鈴姉ちゃんと一緒にメールの内容を見てみる。
《はじめまして✋ 琉華ちゃんに紹介された颯太です😃💕 麻衣ちゃんだよね? よろしく😍》
あっ、この子が琉華ちゃんの言ってた人かぁ。鈴姉ちゃんはメールを見て何だか考え込んでいる様だけど……一体どうしたんだろ?
「ねぇ麻衣、琉華ちゃんってどんな子なの?」
「ふぇ? んーと、顔は可愛くて口調も可愛いんだけど、何故か皆に嫌われている子だけど……」
鈴姉ちゃんが琉華ちゃんについて聞いてきたので説明したけど、何でそんなことを聞いてきたんだろ?
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