守りたいもの

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『誰の男にって、亮は今はあたしのなんですけど?』 真顔でそう言う。 そんな仲島の顔がまぬけすぎて あたしは笑う。 「ガキがふざけんのもいい加減にしといた方がいいよ~?」 『だって本当だもーん。』 「日本語も知らないわけ? こんな馬鹿居るんだね~」 『馬鹿はあんたでしょ~?』 「てかあんた自分の顔見たことある?不細工すぎてまぢ笑えるんですけど~」 『そっくりそのまま返しますけど~?やっぱり年って顔に出るんだね~』 「あんた目もおかしいんじゃないの?自分の不細工に気づいてないとか可哀相すぎて笑えて泣ける~」 『まぁあたしがどうとかなんでもいいしぃ~。亮は毎日可愛いって言ってくれるからなーんも問題ないからぁ。』 てかなんだ? 凄い違和感。 今までの女たちと違う。 というより… 返す言葉、 返す言葉、 態度。 口調。 全てがあたしに似ている。 もうどっちがどう喋ってるのかが分からないぐらいだ。 ちなみに「」があたしだからね。 間違えんなよ。
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