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シュッ!
僕は、その仕草を見た時、かっこいいと思った。
それは同僚のKと共に居酒屋へ立ち寄った時の事だった。
偶然だが、その場に居合わせたY先輩と、一緒に飲もうということになったのだ。
アルコールが利き始めると、お約束のように、いつしか話題は仕事上の愚痴に転じる。
「G先輩は僕に任せてくれないんですよ。なぜ信用してくれないのか!」
Kの話を聞きながら、Y先輩は煙草をくわえ、マッチを手に取った。
宣伝用に店が卓上に備えたものだ。
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