水晶の魔女

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私の名はマリア、キングダムで生徒たちに防御魔法を教える立場にあります。 と言ってもまだほとんど生徒と同じような年齢なのですが、防御魔法の才能を買われてキングダムの法師として雇われました。 まだまだ新米なので毎日が手探りでしたが、世話好きの私にとっては天職だろうと感じています。 「いいですか、キングダムから東に向かった所に鉱山がありますよね。その何処かに湖があって、そこの畔に一人で住んでいるそうです!」 無邪気にそう語るのは私の教え子の一人、ユニ・カーパンクルです。 この少女、才能はあるのですが感情がすぐ表に出てしまい、一度深みにはまるとすぐに調子を崩してしまいます。 まぁ、そんなところが可愛いくもあるのですが。
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