目覚め

3/6
前へ
/18ページ
次へ
しばらくして… 閉じていた目を開けてみる。 世界は止まっていた。 「ほっ…」 体のどこかが壊れているようではない事が確認できた(おそらくだが)ので、部屋中を這いながら眼鏡を探し出すことにした。立ち上がれば先ほどの二の舞になることが分かっていたから。 しばらく這いずり回ると、部屋の隅にあるタンスの前にメガネを発見し、それを手にとり確認する。 「良かった、壊れてない」 やっと一息つける… 俺は「超」がつくほどの近眼なため、メガネ無しの視界はゼロに等しい。だからメガネは必需品なのだ。 一安心して、部屋の状況を確かめる為、メガネをかけ、部屋を見渡す。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加