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しばらくして…
閉じていた目を開けてみる。
世界は止まっていた。
「ほっ…」
体のどこかが壊れているようではない事が確認できた(おそらくだが)ので、部屋中を這いながら眼鏡を探し出すことにした。立ち上がれば先ほどの二の舞になることが分かっていたから。
しばらく這いずり回ると、部屋の隅にあるタンスの前にメガネを発見し、それを手にとり確認する。
「良かった、壊れてない」
やっと一息つける…
俺は「超」がつくほどの近眼なため、メガネ無しの視界はゼロに等しい。だからメガネは必需品なのだ。
一安心して、部屋の状況を確かめる為、メガネをかけ、部屋を見渡す。
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