優しい場所 優しい時間

出逢い

登録してから４ヶ月、日記をアップする程度だった。

『男女問わず、色んな話が出来る友達が欲しいです』

掲示板には、そう記載した。

中には会いたい、アドレスを教えてと言う人も居たけれど、のらりくらりとかわしていた。

そんな２月のある日

『同じ市内に住んでるMasa✨です😃メール出来たら嬉しいなぁ、日記はザーッと読ませてもらいます。ゆるゆるで宜しく😃✌』

そんな感じだったような…
２つ年下の彼からの初めてのメールだった。２～３度メールでやり取りした後

『ポイントが無い、そこでだ、ゲームサイトの方でメールしない？｣

と、彼からの提案。

今までの人は直アドを聞いてくるばかりだったから、純粋に私とのメールを楽しんでくれているとわかって嬉しかった。

彼のプロフの中の一番大切なもの…家族。と言う所も信用出来た。

サイトを移動して色々話す内に、同じ高校出身で男女は違えど同じ部活の後輩だった事、お互いの子供達が年齢も性別も同じ事が分かり、学生時代にお互いの記憶は無いものの共通の私の同級生や学校ネタ、子供の成長等々で話が盛り上がり、親近感はどんどん涌いて行った。

お互い、顔を合わせる事もない安心感から夫婦感の事や仕事の事なんかも色々話した。

彼はいつも奥様では物足りない、セフレが欲しい、まゆでも良いとふざけた調子で言っていた。

恋は疲れる、のめり込むたちだから家族に迷惑掛けるし。とも言っていた。